女子サッカーなでしこリーグ2部の「ディオッサ出雲FC」
このチームでブラジル人選手へのセクハラやパワハラの訴えがありました。
被害選手は今年7月下旬に心療内科で診察を受け、急性ストレス反応(うつ状態)と診断され、チームを離脱して通院中だそうです。
しかもそこで加害者とされているのが監督とコーチです。
ディオッサ出雲FCの監督とコーチは誰?全3名
なでしこ、しかも2部となると、そこの監督やコーチの知名度は高くはないです。
当然、一体誰なの?という疑問もわくと思いますが、11/6時点ではまだ監督とコーチの紹介ページはあります。
これがこちらです。
※まだ顔写真も載っていますが、パワハラ、セクハラが本当であれば解任され、写真も削除されると思います… 逆に言えば、パワハラが虚偽であれば堂々としておいていただきたいですね。
- 監督:堺 陽二 / さかい ようじ(46歳)
- コーチ:千本哲也(51歳)
- コーチ兼ユース監督:高橋 知也(31歳)
- アスレチックトレーナー:吉田 朱花(32歳)
まぁ名前を聞いてもわかりませんよね。
で、今回のパワハラ、セクハラ報道に照らし合わせると、まず監督は一人しかいませんし「堺 陽二」監督で確定。
コーチは2人いますが、そのうちのどちらか、もしくは二人とも、という可能性があります。
アスレチックトレーナーという方もいますが、一般的には「選手の健康管理やケガ予防、救急処置」等が仕事なので、今回のパワハラ、セクハラには関係していない可能性が高いと思います。
今回の報道では「監督とコーチ」と報じられていますしね。
監督:堺 陽二(46歳)って誰?プロフィール
堺陽二氏は、拓殖大学後にリエゾン草津とザスパ草津でプレーしていました。
引退後は指導者になり、以下の要職に就いてきています。
- ザスパ草津:U-23 コーチ
- ザスパ草津:アシスタントコーチ
- V・ファーレン長崎:ヘッドコーチ
- V・ファーレン長崎:ヘッドコーチ
- サウルコス福井:ヘッドコーチ
- 栃木ウーヴァFC:2016年監督就任、2018年12月退任
- ディオッサ出雲FC :2019年監督就任
今週の「山陰・この人」はディオッサ出雲FC監督 堺陽二さん。ディオッサのなでしこリーグ昇格という目標に向け、選手とともに日々汗を流しています https://t.co/enthn4Vtej
— 毎日新聞松江支局 (@mainichi_matsue) June 27, 2021
監督・コーチによるパワハラ、セクハラ(疑惑)の内容
パワハラ、セクハラの被害者選手は2022年に入団したMFとFWの2選手です。
そしてパワハラ、セクハラの内容がまた酷い…
- 通訳を付けることが契約上、義務付けられていたにも関わらず、実際には週1回程度だけ
- 日本語の指示が分からず戸惑う2人を監督やコーチらが嘲笑
- しかも入団当初から性的なポルトガル語で侮辱
- 監督は、練習や試合でミスをすると「男性器」「精子」を意味する性的な言葉などで叱責
- コーチは、日本語の指示を理解できない2人に対し、「こいつら、分かってんの?」と嘲笑したり、舌打ちするなどの行為
さらにチーム内にいる「ウェルフェアオフィサー」が監督と話し合った際には、チームの理事長に直訴するなら2人を「オレ、使わないよってなっちゃう」と試合に起用しない意思を示すパワハラ発言
これが本当ならもうとんでもない人権軽視、というか人権無視です(^-^;
現時点では外国人選手2人からこういう告発があり、日本女子サッカーリーグに通報した、とのことです。
真偽のほどはこれから確認が入ると思いますが、続報に注目ですね。
ディオッサ出雲FCの調査結果「パワハラはなかった」
11/6の被害選手の会見を受け、ディオッサ出雲FC側も調査・会見を行いました。
その結果がこれです。
ディオッサスポーツクラブ担当者
「きょう時点では今回申し出があった該当する者は見受けられなかった。」
Q:言っていないと言っている?
「そうです」
また、起用に関する発言については誰に対してどういう意図で言ったものか調査が必要としています。通訳の帯同については責任を認めたチーム側ですが、チーム単独の調査ではセクハラ発言などは認められなかったとしていて、現在リーグによる再調査を行っているということです。
というわけで、11/6時点ではパワハラ・セクハラの事実はなかったとの発表でした。
となると、ブラジル人選手が会見まで開いたのは何だったのか…
完全に意見が食い違っている様子ですね。
こうなったら、第三者委員会、外部調査チームのようなものを設置し、各選手等にヒアリングをしたほうがよさそうです。
監督は8月、10月のヒアリングに対して‥‥
11/6(水)のクラブ側の会見を受け、こんな情報もありました。
クラブ側もこの日に会見を開き、運営法人の渡部稔理事長が、選手からの訴えに対する調査状況を説明。監督は8月のクラブのヒアリングに対し「(セクハラ発言は)言っていない」と話したが、10月末からの弁護士を介したヒアリングでは「一部の発言はあったが、選手には言っていない。個人的に発したことはある」と話したことを明らかにした。
はい、ということで、「堺 陽二監督」はよろしくない何かしらの言葉は言ったそうです。
でも選手には言っておらず、個人的には言った、と…。
これだけではよくわかりませんので、具体的になんという言葉を個人的に言ったのか、ぜひ明らかにしていただきたいものですね。